2007年05月23日

美しい麦畑を見て

美しい麦畑を見て美しいブロンドの髪を思わせるような麦畑を見て思わず足を止める。ロマンチックなことも考えなくもないが、周りでは田植えが始まっていることもあり、つい考えてしまうのが日本の自給率のことである。
先進国の中ではまるで低い40%の自給率。
この責任は我々にもある。食生活の変化で米中心から輸入品を食するようになったためだ。輸入が出来てるうちはいいけれど、穀物生産国が自国の使用のために輸出しない状況になったり、気候変動で大干ばつになったり、バイオ燃料への供給のために食料に回す穀物が減少したりする危険を孕んでいる。
そうなると単純に40%(カロリーベース)の自給率だから必要量が賄えないことになる。
いま、地球温暖化防止に効果があるとしてバイオ燃料が脚光を浴びている一方で、その原料生産に農業者が作物を転化し始めた結果、食料が不足する事態が各国で生じている。日本の食品も影響を受け値上がりが始まった。この問題も深刻化していくだろう。いずれにしても40%はかなり怖い数字である。美しい国日本の美しい田畑は見ていてもも飽きない美しさがある。これを荒廃させてはならない。
ブロンドの髪をたなびかせる女性たちがいる国と同じくらいに自給率を高めていく必要性を麦畑を見ながら考えてしまった。



Posted by 中高年の太陽 at 07:37│Comments(0)
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